あらすじ
結婚は人生の墓場だ――。
これは結婚に否定的なごく普通の独人男がとある出会いをきっかけに幸せを掴み取る物語――。
「はぁ……今日も残業疲れたなぁ」
ゲーム会社でプランナー(企画)の仕事をしている荒木政則(あらき・まさのり)29歳独身(童貞)は、残業を終え、疲れた体を少しでも癒そうと新宿にある行きつけの居酒屋へ向かっていた。
そこで、大企業の御曹司直属の元メイドをしていた彼女――及川純恋(おいかわ・すみれ)と出会う。
「政則くん真面目でカッコいいし! 仕事も頑張ってそうだし! だからお願い! 私と結婚して!」
彼女の悩みを聞いているうちに求婚される荒木。お酒の力と独身女性の勢いに押されながらも力尽きて寝てしまった及川純恋。
さすがに放っておくのは気が引けた荒木は紆余曲折あり、彼女を背中におぶりながら七畳一間のボロアパートに連れて帰ることに。
「むにゃむにゃ……政則くん……結婚してくだしゃい」
「純恋さん、お願いですから起きてください……」
起きる気配がない純恋さんを一つしかないベッドで寝かせ、荒木は泣く泣く畳で寝ることに。
そして後日――。
「おかえりなさいませ! ご主人様♪ お仕事お疲れ様~!」
「えっ?」
家に帰るとメイド服に身を包んだ及川純恋が、優しい笑顔を浮かべながら帰りを待っていた。
婚期を逃した大人の女性とのちょっと甘くてクスっと笑えるお話です。よければ最後までお付き合いください。