あらすじ

事故で婚約者を失った二十六歳の私は、彼の部屋を片付けるため一年ぶりに実家を訪れる。 左手の薬指には、あの日はめられた銀の指輪が今も残っている。 葬儀でも泣けなかった私は、指輪の冷たい光に寄りかかるようにして時間をやり過ごしてきた。 銀は、泣かない。 変わらず静かに光るその輪を前に、私はようやく、自分が泣かなかった理由と向き合うことになる。 喪失の先で、止まっていた時間をほどく物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/02/15
  • 現在の作品銀は、泣かない