あらすじ
放課後の図書室で見つけた一粒の赤い宝石。
その指輪をはめた瞬間、女子高生だった私の運命は一変した。
目の前で跪き、指先に祈るような口づけを落としたのは、息を呑むほど美しい悪魔執事・ベリト。
「今日この時から、貴女はこの世界のすべて。……そして、私のすべてです」
それから数年。42歳の社会人になった今も、ベリトは変わらず私のそばで、過保護なほど私を甘やかし、守り続けている。
だが、私の指輪に宿る「魔王の心臓」を巡り、平穏な横浜の日常に不穏な影が忍び寄り——。
「愛梨様。貴女に指一本触れさせはしません。……さあ、冷めないうちに紅茶をどうぞ」
執事であり、騎士。けれどその正体は、私を狂信的に愛する悪魔。
横浜を舞台に贈る、甘くて危険な主従ファンタジー。