あらすじ
中学三年生の宮野歩夢は、小学一年生から通う学習塾の先生に密かな想いを寄せていた。先生に会いたい一心で毎日塾に通い、先生の美しい文字と花丸を励みに勉強を続けてきた。
ある日、先生が突然塾を辞めてしまう。先生のいない世界に絶望した歩夢は、勉強への意欲を失い、学校も休みがちになり、唯一の友人・実日子とも疎遠になってしまう。
半年後、先生から一通の手紙が届く。「勉強は誰かのためではなく、自分のためにするもの」という先生の言葉に、歩夢は自分が先生のためだけに勉強していたことに気づく。
実日子に謝罪し、関係を修復した歩夢は、自分のために勉強することを決意する。高校受験に合格し、新しい春を迎える歩夢の成長物語。