あらすじ
70年前。地球にダンジョンが出現した。
そんな中、世界中の人たちに『異能』と呼ばれる特殊能力が発現する。
『異能』は人類に与えられた力であった。
『異能』を持つ人々はダンジョンへと入っていった。
ダンジョン内で倒した魔物の素材は金になる。
それが判明した途端、社会はダンジョン探索を中心とした社会へと変わっていく。
ダンジョン攻略配信などのコンテンツが盛んになり、優れた『異能』を持つ者やダンジョンの踏破者たちは英雄と呼ばれ、称賛される時代へと移り変わっていったのだ。
異世界で魔王を倒し、元の世界への帰還を女神に許された主人公――石堂拓馬を待っていたのは、荒廃した元の世界だった。
魔物に振るわれるべき『異能』が犯罪に使われ、『異能』優遇による格差社会が形成された、ダンジョンブームが過ぎ去った後の世界である。
拓馬は、そんな世界を無気力に生きていたが、ひょんなことからスラムの少年を救ったことで、巨大な犯罪組織の陰謀に巻き込まれていく。
『異能』持ちの巨大犯罪組織、違法薬物、そして再び迫る世界の終焉。
かつて世界を救った男は、再び最強の力を振るうことを決意する。