あらすじ

模試では常に最上位判定。周囲からは当然のように東大理Ⅲを勧められている高校三年生の彼。しかし、成績とは裏腹に「行きたい大学」は定まらないままだった。 進路の選択肢を広げるため、軽い気持ちで訪れた京都大学医学部のオープンキャンパス。そこで出会った一人の京大生との、ほんの短い会話―― 「京大生ですか?」 「はい。一応」 簡潔で無駄のない言葉。押しつけがましさのない態度。それでいて、入試問題の話題になると「うん!!!」と心からの共感を返してくる。その声に、彼は自分の「楽しい」という感覚をまるごと肯定された気がした。 合理的で安全な「日本一」の道か。 それとも、自分の心が動いた場所か。 周囲の期待、教師の助言、両親の不安。そのすべてを受け止めながら、彼は問い続ける。 ――未来を決めるのは、偏差値か。それとも、自分か。 進路に迷うすべての人へ贈る、選択の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/15
  • 現在の作品京大医学部に惹かれた理由|憧れの、でも親しみやすい京大生