あらすじ
内容紹介
「本当、使えない妹だな」
愚かな王太子である兄が“真実の愛”を理由に公爵令嬢との婚約を破棄し、愛人と出奔。激怒した公爵家は天文学的な違約金と借入金の即時返済を要求し、王家は破産寸前に追い込まれる。
その責任を押しつけられ、突然即位させられたのが――“使えない妹”と蔑まれてきた王女だった。
だが彼女は泣かない。
謝らない。
そして、借金を「返す」つもりもない。
送り込まれてきたのは、王家を内側から乗っ取るための“種馬王配”。
だが女王は契約に一文を仕込んでいた。
――統治権は、女王単独に帰属する。
王配の不敬。
至宝の流出。
市場の暴落。
すべてを証拠に変え、
賠償へ。差押へ。爵位剥奪へ。
返済ではない。
相殺。吸収。債権消滅。
王家を沈めようとした公爵家は、逆に莫大な負債を背負い崩壊。
さらに最大の一手――
「役立たず」と切り捨てられた公爵令嬢を王家の養女に迎え、
実家の資産管理権まで掌握。
そして最後、玉座から告げる。
「私たちは使えない妹でしたわ。
貴方たちの欲望を一切“使えない”ようにして差し上げましたもの」
家族ざまあ×政治ざまあの二層逆転。
借金を返すヒロインではない。
債権者を飲み込む女王の、痛快経済リベンジ譚。