あらすじ

二八四七年、辺境の二十隻が帝国の心臓部に現れた。  指揮官の名はアニカ・バール。  量子トンネル航法という狂気の賭けに勝ち、銀河の勢力図を塗り替えた二十六歳の天才。  彼女を止められる者は、帝国に一人しかいなかった。  セリア・スピカ。  十七歳で戦場を単機で駆け、父を救い、父を失った女。  アニカの戦術を解剖し、その思考の裏側まで潜り込める唯一の頭脳。  十六年間、二人は殺し合った。  だが誰も知らなかった。  暗号化された通信回線の中で、二人が言葉を交わしていたことを。  戦術を論じ、孤独を分かち合い、互いの名前を呼び合っていたことを。  戦争は終わる。  勝者は体制に飲み込まれ、敗者は銀河の果てに追われる。  その果てに二人が見たものは――。

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カクヨム
カクヨム2026/02/15
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