あらすじ
祝福を齎す姫と、破滅を呼ぶ姫。
二人の歌姫は、同じ運命の糸で結ばれていた。
聖月界の姫・桜花は、ある日、
自分の記憶が兄によって消されていたことを知る。
「守るため」だと言われても、納得できるはずがなかった。
記憶を取り戻すために家出した桜花は、
月宮三人衆と共に旅に出る。
その途中で明かされるのは、
五歳の頃、桜花が“取引”によって世界に差し出されたという真実。
一方、光宮界には
「破滅を呼ぶ姫」と恐れられる少女・沙雪が存在する。
祝福と破滅、
守られた姫と、捨てられた姫。
二つの運命は、やがて交差していく。
これは、
歌うことを強いられなかった少女が、
自分の過去と、選ぶ未来を取り戻す物語。