あらすじ
ひゅーん。そんな効果音と共に私は空を見上げる。
このまま風船のようにどこかに飛んで行けたら。
私の孤独を空に解き放つことが出来れば。
そんなことを思う。
もしも、一度だけ、やり直せるなら。
私はどこにひゅーんと飛んで着陸するだろう。
良くなかった家庭環境を私は未だに思い出す。
それでも、相性の合わなかった母を忘れられない。
亡くなった大好きな父を忘れられない。
文字通りの「違う人生」に憧れたこともあったけれど。
そこにあるifに夢をみることもあるけれど。
現実世界の合間にみる夢だから良いのだろうと私はもう分かっている。
私は、いまここから母を想い、父を想う。
小説家になる夢を大切にしながら。
今日も私はここから始まって行く。
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