あらすじ
森で一人、生き延びることだけを考えてきた少年フィン。
彼が救ったのは、戦場で“正義”を信じ、すべてを失った少女だった。
十九歳にして帝国の将校となり、神の名のもとに戦ってきたエリシア。
だが彼女は、国家の都合によって見捨てられたことを悟る。
そこに現れたのは、祈りだけを頼りに旅を続ける青年僧ノクス。
彼の信仰は、戦うことでも逃げることでもなく、ただ“安らぎ”を与えるものだった。
生きるとは何か。
正義とは何か。
信じるとは、何を意味するのか。
答えを持たない三人は、それぞれの迷いを胸に、帝国王都へと歩き出す――。