あらすじ
【耽美百合小説シリーズ『聖痕と蜜』】
一つの舞台、二つの世界。
19世紀末、アルプス山麓の古い修道院付属神学校にて。
光の中では、見つめることしかできなかった。
闇の中でなら、溶け合うことができる。
■ シーズン1:光の物語【全6話】
テーマ:色彩
キーワード:透明感、硝子、祈り、見つめ合うことの痛み
高窓から差し込む光。
ステンドグラスに映る二人の影。
触れれば壊れる、聖なる距離。
視線だけで射抜かれる。
指先が触れる瞬間、世界が結晶化する。
官能は祈りに似て、崇高なまでに美しい。
■ シーズン2:闇の物語【全12話】
テーマ:香り
キーワード:湿気、堕落、肉体、溶解
黒死病に覆われた神学校。
没薬、薔薇油、白檀、乳香、沈香――
五つの香りが、少女を深淵へと導く。
死の恐怖が、生への執着を生む。
禁欲は官能に変わり、信仰は背徳に堕ちる。
闇の中で境界線が消え、二人は一つに溶ける。
光と闇。表と裏。
聖性と背徳が織りなす、究極の耽美世界。