あらすじ
イスラエル失われた10支族の一部が、安住の地を求めて世界を放浪し、やがて秦一族になり、日本の古代文明を築く物語。
旧約聖書をベースにモーセの出エジプトやソロモン王の治政のあと、北イスラエルとユダ王国に分かれ、紀元前八世紀にアッシリアに北イスラエルが滅ぼされ、10支族が世界に離散する状態になっていく。
東へ向かった一族の中でレビ族の呂不韋(りょふい)が秦(しん)にたどり着く。
呂不韋は、趙(ちょう)国(こく)で人質になっている秦の昭(しょう)襄(じょう)王(おう)の孫、嬴(えい)異人(いじん)に近づき、自分の妻である趙(ちょう)姫(き)を差し出す。
やがて、趙姫は始皇帝となる嬴(えい)政(せい)を出産するが、実の父親は、呂不韋である。
自分のルーツを知った始皇帝は、徐(じょ)福(ふく)にレビ族の安住先を倭(わ)国(こく)に絞り調査するよう命じる。倭国に着いた徐福は、出雲の大国主(おおくにぬし)命(のみこと)と面会。
米作りや鉄の精錬などの技術を伝え、神と崇められる。
その後、鹿島の日高(ひだか)見(み)国(こく)へ渡り、統治者ニニギとニギハヤヒに出会う。
二人に倭国統一を促し、ニニギを高千穂まで届ける。
ニギハヤヒとは出雲へ行き大国主命から国譲りをしてもらう。
そこで、始皇帝の崩御を知る。
秦へ戻った徐福は、始皇帝の孫である胡(こ)苑(えん)を王として弓(ゆ)月(づき)国(こく)を建国する。
500年の年月が流れ、弓月国が魏(ぎ)の曹操(そうそう)に攻撃されたことで、弓月国民(レビ族)二万人は、ヤマトへ移住。
応神天皇から「秦(はた)」の氏名(うじな)を頂き、それまでなかった灌漑技術、養蚕、大規模古墳造営、宮殿建築等々、日本での大規模な文化の革命がなされた。
やがて秦一族の長、秦河勝が聖徳太子に認められ、政治の制度改革に乗り出す。
しかし蘇我氏の妨害で秦河勝は失脚し、代わりに同族の中臣(なかとみ)氏が、政治改革を断行する展開になる。
藤原に改姓した中臣氏は藤原(ふじわら)不比(ふひ)等(と)を中心に天皇家に取入り、政治改革を断行。
だが、平城京は僧侶が力を増し、解決するには遷都しかない状況になった。
桓(かん)武(む)天皇(てんのう)は、太(うず)秦(まさ)を寄進すると申し出た秦氏の提案で遷都を決意した。
そして、秦氏によって平安京(エルサレム)が築かれた。