あらすじ

僕は虫を二匹飼っていた 人はそれを父と母と呼んだ 羽音が聞こえるたび頭が真っ白になる 怒鳴り声 嘲笑 支配 虫の言うとおりに生きればうまくいくはずだった でもいつも嫌な顔をされるのは僕のほうだった やがて僕は守るために傷つける言葉を覚えた 死ね と口にしてしまう少年になる これは被害の物語ではない 誰のせいにもできなかった少年が はじめて自分でイエスと言い 距離を選び歩きはじめるまでの話 せめて普通の人のようにうまく産まれてこれたらよかった それでも僕は歩く (ノベルデイズに投稿した作品を改稿しました)

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カクヨム
カクヨム2026/02/14
  • 現在の作品せめて普通の人のようにうまく産まれてこれたらよかった それでも僕は歩く