あらすじ
日本のブラック企業でシステムエンジニアとして酷使され、駅のホームで倒れた佐藤零(レイ)。
目覚めた先は「勇者」として歓迎される異世界だった。
しかしそこは魔物を倒して得た経験値の90%を「中央維持税」として国が強制徴収する、前世以上の搾取社会。
王都が豪華な夜景に酔いしれる一方で、辺境の村々は魔力不足で枯れ果てていた。
「異世界にまで来て誰かの言いなりで働くのはもう御免だ」
レイはSEの知識を活かし、魔力管理システムの深層に隠された「任意寄付プロトコル」をハッキングする。
納税先を王都から絶望の淵にいた「魔王領」へと書き換えた。
すると滅びかけの魔王領から届いたのは、王都の検閲を無視した規格外の「返礼品」たち。
これは、搾取されるだけだった男が「応援」の力で世界を塗り替える逆転劇。