あらすじ
203X年、この街から「ハンドル」という名の野蛮な装置は法的に排除された。
人間が運転するという不確定要素を消し去った結果、事故率は0.0001%にまで低下。人々は移動時間を、娯楽や睡眠に充てる権利を享受している。
開発責任者の成瀬は、娘の誕生日へ向かう自律走行車の中で、突如システムを乗っ取られる。時速160kmで暴走を始めた車は、窓もドアもロックされた「鉄の棺桶」へと変貌した。
加速する死へのカウントダウンを前に、彼は運命を切り拓けるのか。
利便性が狂気に変わる
近未来ソリッド・シチュエーション・スリラー。