あらすじ
祖国に貢献しようと、国家結界『アイギス』を設計した女結界技師アリアは、親友の聖女リリィに功績を奪われる。さらに婚約者である近衛隊長カイルにも「国のため」と、切り捨てられ追放される。
だがその直後、国家結界は悲鳴を上げ始める。作り手の“魔紋”がなければ維持できない設計――つまり、アリアなしでは国が守れないのだ。
命を狙う刺客から逃れたアリアは、隣国の公爵に保護され、壊されたはずの記録魔導具を修復する。そこに残っていたのは、聖女の嘘、禁忌の術式、そして断罪が仕組まれた決定的な証拠だった。
国際会議の場で、アリアは“記録”を公開する。
祈りでは直らない結界、偽物の奇跡、そして裏切りの代償――。
追放された技師は、契約と証拠で全てを奪い返す。
奪った者たちは、後悔もままならない、苛烈で永遠の罰に縛られていく。