あらすじ
あらすじ
高校卒業から10年後、奇跡の再会を果たし、町の音楽フェスのステージに立ったバンド「ホットハンズ」。
それから2年――30歳になった彼らは、それぞれの場所で、それぞれの人生を生きていた。
専業主婦として家庭を守る麻耶。
会社社長として成功を手にした響。
大学教授として理論の世界に身を置く慎司。
喫茶店のマスターとして人の行き交いを見つめる大地。
もう若くはない。
夢だけで生きることもできない。
それでも、彼らの中には確かに“音”が残っていた。
これは再結成の物語ではない。
人生の途中で、もう一度自分の音に触れるための物語。
登場人物リスト
麻耶(まや)/Vo
専業主婦。
歌うことから離れ、家庭に身を置いている。
穏やかな日常の中で、時折よみがえる自分の声に戸惑っている。
響(ひびき)/Gt
ITベンチャー企業の社長。
社会的には成功者だが、
ギターだけは今も“完成しない自分”を映す存在。
慎司(しんじ)/Ba
大学教授(音響工学)。
音を理論で教える立場になった今も、
感情だけで鳴らしていた若い頃を心の奥にしまっている。
大地(だいち)/Dr
喫茶店「Tone」のマスター。
音楽を語らず、ただ流れる時間と人を受け止める。
この店が、4人を再び繋ぐ場所となる。