あらすじ
■あらすじ
【銀河を救うのは、ドケチな社長と虫ケラ以下のサラリーマン!?】
超絶美人だが男を虫ケラ扱いする秘書・玲子。その下で文字通り虫ケラのようにこき使われる裕輔と田吾。そして彼らを率いるのは、ハゲを絶対認めないドケチ社長・芸津(ゲイツ)。
どこにでもいる中小企業の一行が、衛星調査の途中で出会ったのは、一人のドジなガイノイド・ナナだった。
彼女の操作ミスで3万6000光年彼方の見知らぬ惑星へ飛ばされた一行は、そこで全宇宙を揺るがす「時間のバグ」に直面する。
■追い越してくる未来、ラッチされる史実
ゲイツの活躍で、超新星爆発から逃れた種族と共に、3500年過去へ旅立ったナナ。しかし次の瞬間、彼女は450年後の未来から、超高性能ガイノイド「優衣(ユイ)」としてゲイツたちの前に帰還する。
優衣が語ったのは驚愕の史実だった。
ゲイツたちが救った種族は管理者の先祖だということ。殲滅したロボットが一体残っており、それが450年後に500兆もの軍団「ダークネブラ」へと増殖し、全宇宙の脅威になる。
その一体を潰すことが使命だと。
■宇宙一凶暴なワニ軍団と「多重存在」の証明
未来を知る優衣と、まだ何も知らない過去の自分、茜(アカネ)。同一人物が二人存在する奇妙な旅の中で、一行は宇宙一凶暴なザリオン連合軍をも下僕に引き入れ、銀河規模の「歴史のデバッグ」へと乗り出す。
数分後の未来に跳躍して「既に起きたこと」を確定させ、数千年の時を跨いで伏線を回収する。優衣の導きにより、バラバラだったパズルのピースが「史実」という名のリアルに向かって収束していく。
■そして、新たなパラドックスの幕が上がる
感情を求め暴走する最新型ガイノイドとの死闘、宇宙空間に浮かぶ巨大ショッピングモールでの騒動。ドタバタ劇の裏側で、物語は徐々にその真の姿を現していく。
「歴史を変えれば、今の自分たちは消えてしまうのか?」
目的であるダークネブラの殲滅に成功し、因果律のデバッグは完了するのか。しかし一つのエラーを消去したはずの彼らの前で時空は再び歪み、「別のパラドックス」が拍動を始める――。
「読み終えたとき、あなたは必ず一話目に戻り、そこに記された『答え』を探すことになる」
緻密なタイムライン構築と、強烈なキャラクター描写が織りなす、コメディとハードSFの金字塔。10年の時を経て、今再び「あかね」が時空を駆ける。