あらすじ
「リリィ、あなたのことはあたしが命に代えても守るから」
「もう、駄目よ、ローザ。気持ちは嬉しいけど、危ないことしちゃ」
孤児院で姉妹のように育ったローザとリリアーヌの二人。奇跡を発現し聖女の認定を受けたリリアーヌはいずれ魔族との戦場に立つ運命。ローザはそんな彼女を自らの手で守り抜くため剣を取る。固い絆で結ばれた二人の間に、異世界からやって来た勇者が挟まる。
やがて勇者の手で魔王は討たれ、そしてその勇者も故郷へと送還され――、早十数年。
平和になった世界で勇者が遺した愛娘アサとハルをリリアーヌは母親として、ローザは師として育て上げ、そして娘達の王都への留学の日を迎えた。残されるのはアラサーとなった女二人。何も起こらないはずも無く……。