あらすじ
魔王業に疲れた魔王が思いついた計画、それは勇者に革命を手伝わせることだった。
ある所に勇者とか伝説の剣士だとかに倒されたり、自分の城にアポイントなしで入られるのに大変疲れた魔王がおりました。
大体ね、と胃薬を飲みながら魔王は険しい顔をして秘書のサキュバスに愚痴を今日も垂れ流すのです。
「こっちだって気苦労があるわけですよ、ねえ。大きい城建てるのにお金だっている訳だし、乱暴者の魔物達を統率するのって凄い、いやなの!みんな全然話聞いてくれないじゃん!むしろこっちの話理解できてる?っていうかアンデッドとか、虫っぽい魔物とかにも平等に丁寧に作戦伝えるよ?でも…多分あいつら作戦の意味解ってないんだよね!なのに失敗したら吾輩のせいになるんだろう?だから魔王なんか嫌だったんだよ!」
「まあまあ魔王様。魔王様は生まれた時から魔王様なんですから。私なんて生まれた時からサキュバスですよ?生まれた時から未来の職業、男をたぶらかすことですよ?職業魔王って超絶クールじゃないですか?」
「なあに、その超絶クールって言い方。若者に染まってるなー。君いくつだっけ?」
「500と飛んで25ですよ」
「そうか…。微妙に若いな」
そう言いながら魔王は邪悪なオーラを出しつつ魔王城の玉座に深く座り、切実に思いました。
(働きたくない…)
※コメディーです。することすべてが裏目に出てしまう魔王と勇者一行の物語です。