あらすじ
「あーまーねーくーん、イチゴあるー?」
すっきりと晴れ渡った初夏の日。幼なじみの苺が露地イチゴを食べにくる。
畑で育てる露地イチゴは、梅雨の足音が聞こえる前に収穫を終える。俺たちが口にするのは出荷できないくらいやわらかく熟した実だ。
じいちゃんから畑を継いで二年。農業高校に通いながらずっと苺と二人で収穫の日を迎えられると思っていた。
あたりまえの日常は続かない。寒い冬を越して甘くなるのなんか、俺が育てた露地イチゴだけでいいのに。
甘いけど辛いこともある、二人ならきっと大丈夫。そんな二人のお話。
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2022/10/15 加筆修正完了。