あらすじ
膨大な資源と世界一大きな魔力脈を所有するルクス=アステリア王国。その王国の中でも最も重要な都市である王都を、長年裏側から支えてきたのが主席防衛官であるイージスだった。
敵の侵攻ルートを読み、兵士の配置を変え、罠と補給線を最適化する……だがその仕事は剣を振ることも、魔法を放つこともない。戦果として数字に残らないイージスの防衛設計は評価されず、主人公は「前線に立てない無能」として追放されてしまう。
主人公が城を去った翌日、王国は異変に気づく。
何度も防ぎ切ってきた魔物の第一波が、あっさり城壁を突破したのだ。
一方、辺境の街の小さな砦に送られた主人公は、わずかな兵と資材だけで防衛線を再構築していた。彼にだけ見える“盤面”が、敵の動きと崩壊の兆しを静かに告げる。
これは、戦えないと追放された城塞防衛官が、
人員配置と適性判断だけで世界の防衛を支え続ける物語である