あらすじ
2035年、突如として出現した災獣《Salive》が、魔法としか言いようのない力で人類の世界認識を蹂躙し、文明の粋を誇った科学技術を木っ端微塵に破壊した。
予期せぬ大災厄に人類は為す術もなく、僅かな生存者たちはシェルターに引き籠もるしか生きる道がなかった。
だが奇跡的に、この魔法的現象は人類にも恩恵をもたらした。ごく一部の「適応者」と呼ばれる人間が、サリベの核を吸収することで《権能》を駆使できる能力を獲得したのだ。
この突然変異的な適応能力がなければ人類は完全に滅びていたであろう。しかしその戦力差は絶望的で、人類は未だにサリベの脅威に怯える日々を送っている。
そんな崩壊と再生が交錯する世界で――
記憶をなくした私が、世界を知り、人と出会う旅路で――自分の存在意義を探し続けている。