あらすじ
伯爵令嬢ヘルミーナは霊感がとても強い。お陰で幽霊と生者の判別がつけにくく、それ故に社交界では奇人として距離を置かれていた。
「ヘルミーナ! お前との婚約を破棄する!」
そんな彼女はある日、婚約者ローデリヒによって婚約破棄をされるのだが……彼は浮気相手を連れた挙句、ヘルミーナに冤罪を擦り付けていた。
この時のヘルミーナが抱いた不安は、婚約破棄後の未来でも冤罪によって植え付けられる悪評でもない。
周囲の幽霊達の存在だった。
「痛い目を見るのは貴方ですけど、大丈夫ですか?」
彼女がそう言った途端、友を蔑ろにされて怒った幽霊達は一斉に心霊現象を発生させる!
多大な怪奇現象がローデリヒ達を襲うのだった――!