あらすじ
ようこそビジター。サイコーでサイテーな、イカれ遊ばせ腐った超混沌自由都市、ヴォルテクストへ。
ここじゃあ戦乙女が路地裏でヤクを売って、聖女が二束三文で朝から春を売るなんてあたりまえ。
運が良けりゃあ、処女のガキエルフとだって遊べるし、狐の妖怪に婿入りもできる。
デーモンのシスターがファッキン〝神様〟くそったれへお祈りをし、ロボティクスのふたなりさんが、サイボーグのお嫁さんとお世継ぎ作りに余念がない。
ここはそんな街さ。
時は因果共通暦(V.C.)二二七一年。
欲望と解放、支配と叛逆の超混沌自由都市、――ここは「ヴォルテクスト」。
八相画布の宇宙、「キャンバス」に浮かぶ最初の島。はじまりのオノゴロ。
はじまりは四千年前。
七つの内在宇宙(セルフバース)がこの宇宙と衝突した。
――涅槃的対消滅(ニルヴァナム・ヴォイド・アウト)。
かつて八つの宇宙が衝突した「それ」を、そう呼ぶ。
急速に進化し続けるAIアートに対し、精神修行を以て真に人間らしい超芸術を探求する、「求道的芸術家集団」があった。
変態思想家であり、テロリストであり、ラッダイトであった彼らは、結果として七つの内在宇宙「セルフバース」が生じさせるに至る。
しかしそれは「こちら側の宇宙」との不用意な衝突を以て、混ぜこぜされた渦巻きのような「八相画布宇宙(キャンバス)」を形成した。
皮肉なことに、芸術が、人類に過ぎたる多くの知恵と技術を打ち壊したのである。
それが、大体のあらまし。
だけど、もうサメるダベりは終わり。もう、体はあったまってるだろう?
じゃあ、今日から君も、ヴォルテクストの〝自由市民〟さ!