あらすじ
好きな人が好きだったから。
ただそれだけの理由で、部屋にドライフラワーを飾っていた――。
ある日、最愛の人・蒼が“事故死”したと告げられる。
だが、死亡解剖を担当した親友・凛は静かに言う。
「これは、事故じゃない」
解剖台の上で語られた真実。
防御創、睡眠薬、細工されたブレーキ。
事故の裏に隠された、嫉妬、保険金、裏切り、そして操作された計画殺人。
主人公は親友と共に真実を追い、
やがてたどり着いたのは――最も残酷な裏切り。
ドライフラワーは、なぜ飾られていたのか。
それは“好きだったから”ではない。
それは、
忘れないため。
悲しみを形にするため。
そして、前へ進むため。
静かで冷たい復讐が、今はじまる。