あらすじ

春、新生活と一緒に届いたのは「観測用精密PC」。 箱を開けると、中にいたのは一人の少女だった。 そして俺は、なぜか彼女の“マスター”になった。 AIが生活に溶け込み、人間の意思決定をさりげなく補助する近未来。大学一年生の飯泉颯太は、春から一人暮らしを始めたばかりの、ごく普通の青年だ。そんな彼のもとに、叔父・大山流平から巨大な段ボールが届く。品名は「観測用精密PC」。しかし箱の中に収められていたのは、精巧な少女型アンドロイドだった。 識別番号AL-H-013、通称アリス。彼女は叔父が密かに開発した実験素体で、人間との共同生活データを収集するために颯太のもとへ送り込まれたという。致命的な問題はない“はず”。半信半疑のまま起動を見守る颯太の前で、アリスは機械的な起動シークエンスを経て目を開く。 人格テンプレートを選び、標準人格に落ち着いたアリスは、颯太を「マスター」と呼ぶことを提案する。呼び方、観測範囲、寝る場所、外出時の外套――二人はぎこちなくも共同生活の暫定規約を決めていく。観測するために作られた少女と、観測される側になった青年。 だが、観測とは本当に一方通行なのだろうか。 変わっていくのは、果たしてどちらなのか。 これは、記録されるはずのなかった感情のログの物語。

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小説を読もう2026/02/13
  • 現在の作品アリス・イン・ワンダーログ ー今日から俺はアンドロイドのマスターらしいー