あらすじ
十五歳の雪の夜。
王配候補の一人にすぎなかった公爵息子のクラウスは、王女の寝室へ押しかけ「朝までいさせてほしい」と懇願し、無様に玉砕した。
「殿下にとって、今のお前の方がよっぽどお荷物だ」
突き刺さる父の言葉。 クラウスはその後、絶望とともに戦場へと消えた。
それから十年。 女王となったリーゼの前に、敵国の軍を壊滅させ「戦鬼」と恐れられる軍務卿となった彼が帰還する。
あの夜の続きを。 扉の向こう側で二人が抱えていた、重すぎる愛の答え合わせ。
※【女王視点】と【騎士視点】、両方の物語を収録しています。