あらすじ

裕福な地主の娘イザベルは、父の急逝により親戚に土地を奪われ、あげくに騙されて北の宿場町に売り飛ばされてしまう。絶望の淵にいた彼女を買い取ったのは、北の街道を支配する密輸商の総元締め・ディミトリだった。 なぜ『熊』と恐れられる密輸王は名もなき田舎娘に莫大な銀貨を払ったのか。真意を明かさぬディミトリと、人懐っこい笑みの裏に鋭い牙を隠し持った若き右腕・トリスに翻弄されるイザベルであったが、やがて北限の居城で、孤独な男たちが抱える切なくも残酷な秘密を知ることになる。 冬が終わり、待雪草が咲く頃、少女が選ぶのは故郷への道か、それとも――。

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小説を読もう2026/02/13
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