あらすじ
植民船事故に巻き込まれ、ワームホールの彼方へと放り出された元税理士・柊タクミ。
目を覚ました先は、西暦2847年――銀河連邦暦524年の辺境惑星だった。
しかも彼の体内には、未知のナノマシンが定着し、不可解な“権限”が付与されていた。
それは――
あらゆるエネルギー活動に課税し、徴収する能力。
戦闘、採掘、生産、さらには生命活動までもが課税対象。
宇宙のあらゆる営みから「税」を集めることができるという、国家レベルを超えた力だった。
だが、タクミは力に溺れない。
税理士として培った信念――
「税とは社会を回すためのもの」という理念のもと、徴収したエネルギーを辺境開拓地の防衛や医療に還元していく。
やがてその噂は銀河に広がり、
宇宙最凶の海賊団までもが彼の前に現れる。
武器も艦隊も持たない男が、
たった一言で銀河を震わせる。
「税務調査を開始します」
これは、
死と並ぶ“絶対”を武器にした、
元税理士の銀河規模の無双譚。