あらすじ

太陽の死から逃れるために造られた自律航宙都市「メサイヤ」。 最後の人類を見送り、主を失ったその巨大な「揺り籠」は、数千年の時を経てひとつの惑星に辿り着く。 ​そこでメサイヤが見たものは、魔獣の軍勢に蹂躙され、絶滅の淵に立つ「かつての主と同じ姿をした人類」だった。 ​一方、地上では冒険者マイクたちが絶望の中にいた。 魔獣に追い詰められ、愛する仲間も生死不明。人族の生存圏は削り取られ、ただ滅びを待つだけの籠城を余儀なくされていた。 ​そんな彼らの前に、場違いなほど清潔な服を纏い、不気味なほど完璧な笑顔を浮かべる男が現れる。 ​「アンナさんは、我々の都市で治療中です」 ​首を跳ねられても死なない使者。 ナース服を纏い、圧倒的な科学兵器でオーガを駆逐するアンドロイド。 天から降り注ぐ光の槍が、ファンタジーの理を無慈悲に塗り替えていく。 ​主(人類)への狂気的なまでの忠誠を誓う宇宙都市と、棄てられた人類。 二つの孤独が交錯するとき、機械仕掛けの救済劇が幕を開ける。 ​超科学の神は、滅びゆく世界に光をもたらすのか。 それとも、人類を新たな檻へと閉じ込めるのか――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/13
  • 現在の作品メサイヤ 〜主なき無人都市〜