あらすじ

王太子レオポルドの婚約者、公爵令嬢セラフィナは確信している。 物語の流れ的に、自分はいずれ婚約を解消され、新しい誰かに恋をする運命なのだと。 王太子が誰かと会話をすれば浮気の前触れ。 優しくされれば罪悪感。 夜会があれば宣告の舞台。 「これは婚約破棄でしょうか?」 そう問い詰める準備だけは完璧なのに、いざ運命の相手が現れたと思えば――仮面の下から出てくるのは、なぜかいつもレオポルド本人。 ときめきも、展開も、全部横取りされる。 逃げたいのに逃げられない。 新しい恋に落ちるはずなのに、最後に立っているのは同じ人。 何度やり直しても、結末だけが変わらない。 観念しかけても、彼女はきっとまた聞くのだ。 「これは婚約破棄でしょうか?」と。 そして王太子は、ため息交じりに答える。 「違う」と。

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小説を読もう2026/02/13
  • 現在の作品婚約者が婚約破棄を期待しすぎて困る