あらすじ
『紅の鎮魂歌』~黒竜の呪いと、死しても終わらぬ魂の組曲~
――その少年は、死の淵で「終われない呪い」を刻まれた。
結ばれたのは、死してもなお「次の自分」へと憑依し、戦い続けるという残酷な契約。
騎士を目指す平穏な日々。しかし、運命は一瞬で少年・ルヴェンを奈落へと突き落とす。
逃避行の果て、左手を岩に貫かれ、絶望の中で出会ったのは――古の黒竜の怨嗟だった。
「ワシと共に、魂尽きる時まで戦え」
なぜ彼は追われ、なぜ愛する者たちは奪われなければならないのか。
そして、傍らで冷酷な旋律を奏でる語り部ロイン。
彼の瞳に映るのは、少年の救済か、それとも「神」に至るための生贄か。
全六楽章で描かれる、時空と転生を巡るダークファンタジー。
だが、一つの楽章には一つの終わりがある。
「次の自分は……、誰だ?」
――物語は今、血塗られた第一楽章の幕を上げる