あらすじ
義家族に虐げられてきたユリアーナは、婚約者ラウレンツと惹かれ合っていた。
彼女の家庭環境を憂いたラウレンツは成人と同時に婚姻を申し出る事を約束する。
しかし成人の直前にユリアーナは病で生死を彷徨い、何とか回復するも、今度はラウレンツが同じ病に侵される事となった。
やがて彼は倒れ、余命宣告を受ける。
悲しみに暮れるユリアーナだったが、偶然にも、自分達を襲った病が義母妹によって仕組まれた『呪い』であることを知る。
真実を知ったユリアーナは呪いに詳しい同級生のもとを訪れるが、ラウレンツを救う唯一の選択肢として挙げられたのは、自分の『心臓の共有』で――?
――私の心臓を貴方にあげる。だから……貴方の命を、私に頂戴。
これはただ、二人で同じ未来を生きたいという願いの為に抗った令嬢と令息の話。