あらすじ
この世界は、表からは決して見えない“裏側”を抱えている。
それは、知らぬ間に日常と並走し、静かに存在しているもう一つの世界。
退屈な毎日を抜け出したいと願っていた少女・白雪アリスは、ある奇妙な出来事をきっかけに、その“裏側”を扱う探偵・鳴彲零刹と出会う。
彼は正義を名乗らない。善にも悪にも属さず、ただ境界の上に立ち、人々が目を背けた真実だけを拾い上げる男。
正義のヒロインに憧れる少女と、正義を必要としない探偵。
交わるはずのなかった二人は、やがて善と悪の境界線へと踏み込んでいく。
その選択は、救いか、破滅か――境界のこちらと向こうで紡がれる、黒い探偵譚。