あらすじ
魔法の成長がまったくないという理由で、婚約相手の剣士から婚約破棄をされた魔法使いアンリエッタ。
自己評価が低すぎるアンリエッタは、これもしょうがないかと諦めていた。ここ最近は魔法の威力が上がらず、その代わりに【緑色の炎】のような色がおかしいだけで威力の弱い別種の魔法が出てしまう有様だったからだ。
だが、一人で魔族討伐クエストに参加したところを見ていた高名な魔法使いに、その変な色の魔法が偉大な古代魔法と気づかれたところから、彼女の人生は好転していく。
その魔法は一見威力は弱いようだが、魔族に劇的なダメージとなる対魔族用の古代魔法だったのだ。それを伝えていくことができれば、魔族が勢力を取り戻した時に立ち向かえるすぐれた武器になる。アンリエッタはそれを地元の老婆から教わっていた。
高名な魔法使いに「魔法学校での講師になって古代魔法を伝えてほしい」と依頼されたアンリエッタは老婆の想いを残すためにもそれに同意する。古代魔法の功績を認められたアンリエッタは爵位を得て、立身していくのだった。