あらすじ
高校2年の春、桜庭湊(さくらば みなと)は平穏な学校生活を送っていた。
——ある月曜日、学園の頂点に君臨する《五華》と呼ばれる5人の美少女が、同時に湊の前に現れた。
「湊くん。あなたは前世で、私だけを愛してくれた人です」
学園最強の剣道少女、天才ピアニスト、冷徹な生徒会長、引きこもりの天才ハッカー、そして隣の席の無口な読書少女。
彼女たちは全員、前世の記憶を持っていた。そして全員が「湊の前世の恋人は自分だった」と主張する。
——だが、その証言は全て矛盾している。
ある者は「あなたは騎士で、私は姫だった」と言い、ある者は「あなたは暗殺者で、私はあなたの標的だった」と言う。5つの前世の記憶は、時代も関係性も結末も全く違う。
そして何より——湊本人には、前世の記憶が一切ない。
「……俺、本当に全員と付き合ってたのか?」
困惑する湊を取り囲み、美少女たちの前世の愛と執着が暴走を始める。甘く、重く、時に怖い——記憶を巡る学園ラブコメ、開幕。