あらすじ
宮下健司(けんじ)、24歳。就職活動は全敗、コンビニの深夜バイトで食いつなぐ、どこにでもいる平凡な青年。
「いっそ、トラックにでも轢かれて、チート能力もらった異世界にでも転生できねぇかな……」
そんな情けない願望を口にした瞬間、彼は本当に剣と魔法の世界へ転移してしまう。
そこで手に入れたのは、ユニークスキル【鑑定】。
それは、物の価値から人のステータス、そして隠された才能まで、あらゆるものを見抜くことができる最強の能力だった。
元の世界では何者にもなれなかったケンジだが、この世界では違った。
日本では数円の価値しかないコンビニのビニール袋が、鑑定すれば『再現不可能な超希少素材』に。
バッテリーが切れたただの文鎮(スマホ)が、鑑定すれば『国家の技術レベルを数百年は超越した超小型魔道具』として、とんでもない価値を秘めていることを見抜く。
鑑定スキルを武器に、現代日本のガラクタを異世界の"お宝"に変えて大金を稼ぎ、人生一発逆転の成り上がりを目指すケンジ。
そんな彼の前に、一人の貧しい「僕っ子」の"少年"、リオが現れる。
「僕を弟子にしてください!」
弟子入りを志願してきたその子を鑑定したケンジは驚愕する。彼女は性別を偽った少女であり、その身には【魔導の寵児】という、歴史に名を残すほどの魔法の才能が眠っていたのだ。
これは、誰にも評価されなかった平凡な男が、唯一無二の鑑定スキルを手に、埋もれた才能を見出し、世界の誰も知らない価値を武器にして、富と名声、そして信頼できる仲間を手に入れていく、異世界成り上がりファンタジー!