あらすじ
「……開けてくれ。凍死しそうだ」
冬の夜、私の部屋の窓を叩くのは、隣の騎士寮に住む幼馴染のシルト(騎士団副団長)。
彼は「寮の暖房が壊れた」という嘘みたいな理由で毎晩侵入してきては、私の背中に張り付いて「人間湯たんぽ」として暖を取っていく。
「……暖かい。生き返る」
「重いよ、シルト」
そんなある日、彼の部下から衝撃の事実を聞かされる。
『副団長、いつも言ってますよ? 「家に帰れば愛する妻(ミナ)と、世界一暖かい布団(ミナ)が待ってる」って』
……は?
私たち、付き合ってませんけど!?
「お前は昔から俺のものだ。自覚がないのはお前だけだ」
無自覚に外堀を埋めていた執着系幼馴染による、あったかスローライフ・ラブコメディ。