あらすじ
VRゲームのイベント中、世界は突然終わりを告げた。
次に目を覚ましたら、そこは魔王が支配する異世界となっていた。
私たちヒトは、滅んだ惑星の“歴史”として蘇らされた存在。
使うたびに代償を支払う代わりに特性に見合う能力を得たが、次代の魔王を決めるための道具として扱われる。
回復しかできない私が選んだのは、魔王継承権第三位の男。
王になる気もなく、強者として振る舞うこともしない人だった。
嘲笑されてもいい。
強さだけが価値になる世界で、私は穏やかに生きる道を選ぶ。
削れながら、それでも生きる。
これは、滅びた世界のヒトが紡ぐ、静かな反逆の物語。