あらすじ
一人のグレートソードを偏愛する者が転生した。そこは剣が武器として現役で使われている世界だった。
誕生して3ヶ月、彼女は父親が昔使っていたグレートソードを見つけた。
その鈍色の輝きに魅せられた瞬間から、グレートソードを使うことが第二の人生の至上命題となった。
1歳のときも3歳のときも、7歳のときも、11歳のときも、グレートソードを使こなすために自らをひたすら鍛え続けた。
いつしかグレソちゃんという愛称で両親や村の人達から呼ばれるようになっていた。
16歳になったとき、彼女は可憐で、そして、グレートソードを片手で音より速く振るう少女へと育っていた。
そして彼女は自らをより鍛えるために、グレートソードを持つに相応しい存在になるために、村を出る。
広い世界には自分がグレートソードを全力で振るうに値する者がいると信じて――。
それが、世界がグレートソードの素晴らしさ(恐ろしさ)をお知らせされる始まりだった。