あらすじ
王女ノエルは兄の不始末の『詫びの品』として、皇国の若き皇帝の元へ嫁がされる。しかも祖国の様々なやらかしのせいで、皇国でのノエルの評価は最低最悪からのスタートだ。
不吉な聖女と忌み嫌われ、王宮で大人しくしていろと言われてしまう。けれど、ノエルは皇国が復活を待ち望む白雪の聖女であり、皇帝の呪いを解ける唯一の存在だった。
それに気付いたノエルは――自分の正体をひた隠しにすることを決意した。
ノエルはかつて、互いに身分を隠した状態で皇帝と会ったことがある。そのときの彼の言葉に勇気をもらい、いつか立派な聖女になって、貴方のことも護ってあげると啖呵を切った。
なのに、いまのノエルは『詫びの品』。
それでも、正体がバレれば、白雪の聖女だからという理由だけで皆に愛される。
そんなのは嫌だと思ったのだ。
だから、ノエルは正体を隠したまま、白雪の聖女にしか解けない、皇帝の呪いを解くために奔走したり、白雪の聖女が対処するはずの瘴気を浄化する。
ありのままの自分で、皆に認めてもらうために。
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