あらすじ

―機構帝国エンギア― そこは、人が武器となり、武器が価値を決める世界。 錬金技術によって生み出される無数の兵装。 適合できぬ人間は素材とされ、 錬金に失敗した者は《敵性存在(レリクト)》として処分される。 そんな武装世界の片隅で生きる少年、レイン。 彼は本来なら選ばれるはずのない存在でありながら、 あらゆる武器を使いこなす異常な適合性を持っていた。 だがレインは、人を救うことを拒み、 人との関わりから距離を置いて生きている。 一方、帝国に仕える七つの大罪。 その思想を体現する幹部の一人、 憤怒の幹部アッシュは、感情を燃料にする武器《ハウル》を手に、 帝国の“正義”を疑い始めていた。 そんな二人の前に現れるのが、 帝国騎士団に所属する王女、エリス=ヴァル=エンギア。 母の形見であるペンダント《レクイエム・クラウン》に宿る力と、 祈りによって起動する剣《レガリア・レイピア》を携える彼女は、 帝国の在り方に強い違和感を抱いていた。 交わる三つの立場。 武器を否定する少年。 怒りに縛られた幹部。 王女として帝国を見つめる少女。 やがて明かされる真実―― 帝国そのものが巨大な錬金装置であり、 人々は“武器を生むための資源”として管理されていたという事実。 武器に支配された世界で、 人は何を選ぶのか。 これは、 武器の時代を終わらせるための物語。 「武器か……意思か……」 その問いが、世界を揺るがしていく。

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小説を読もう2026/02/12
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