あらすじ

かつて、剣と魔法に守られし王国があった。 王の言葉は法となり、剣は秩序を守り、魔法は国を支えた。 だが、その栄光は永遠ではなかった。 玉座の傍らに仕えし一人の魔術師が、禁忌に手を伸ばしたのだ。 魔術師は知った。 王国の深奥に封じられし、不死の秘術の存在を。 その代償は、数多の魂。 ――国一つ分の命であった。 王は血に沈み、城は崩れ、王国は夜に呑まれた。 民の魂は黒き魔法陣に絡め取られ、天へと引き裂かれた。 されど秘術は完全ならず。 魔術師が望みし永遠の命は得られず、 ただ一人、死にきれぬ剣士のみが残された。 彼は生者にあらず、死者にもあらず。 魂を喰らわねば、自我を失う呪いを背負いし者。 その名を知る者は、もはやいない。 そして今もなお―― その剣士は、王を殺した魔術師を探している。 その剣士が再び歴史の表へ姿を現したのは、とある冒険者ギルドであった。

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小説を読もう2026/02/12
  • 現在の作品灰の王国の騎士