あらすじ
政略結婚のために育てられたルーセリア王国第二王女セレスティア。
しかし舞踏会の夜、婚約者である帝国第一王子から衆目の前で婚約破棄を宣言されてしまう。
理由は――「君は退屈だ」。
十八年間「従順な花嫁」を演じ続けてきた彼女は、その瞬間ようやく自由を手に入れた。
実は彼女の紋章は、百年に一人といわれる“鑑定の紋章”。
人の本質を見抜き、嘘を暴き、隠れた才能を見つけ出す力。
戦えないと軽視されてきたその能力が、やがて大陸の政治を揺るがすことになる。
「駒はもう終わり。今度は私が選ぶ番です」
王女にも発動できる古の制度「王配選定の儀」を利用し、
セレスティアは自らの伴侶を、自らの未来を選ぶことを宣言する。
これは、捨てられた王女が“選ばれる側”から“選ぶ側”へと立場を覆す逆転の物語。