あらすじ

王国の第八王女・セレナは、王位継承からも遠く、宮廷では冷遇されがちな姫。 そんな彼女のもとに、ある日突然、北の帝国ヴァルグリムの王子との婚姻話が持ち込まれる。 相手は、獣人が王を務める武の国。 現れたのは、白狼の王子。大きな体躯、鋭い牙、片目に残る古傷――威圧的なその姿は、まさに噂どおり。 無口で無愛想。初対面はほとんど会話もなく終わる。 それでもセレナは、役目として誠実に向き合うことを選ぶ。回を重なるごとに見えてきたのは、どこか妙に律儀で、距離を守る誠実さだった。 そしてある日、白薔薇の庭で、彼は初めて問いかける。 「怖くはないですか。我々のことが」 その問いに、セレナはまっすぐ答える。 見た目ではなく、その人自身を見たいのだと。 ——そして迎えた決断の日。 現れたのは、もう一人の“王子”。 美しく、洗練され、誰もが頷くはずの正解。 その前で、セレナはただ、微笑んだ。

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小説を読もう2026/02/11
  • 現在の作品第8王女というビミョーな立場の冷遇姫は、怖い獣人王子とお見合いさせられる……はずでした!?