あらすじ
パーティを追放されたアルトは、自分が「戦闘に向いていない雑用係」だと思っている。
王都で再出発した彼が選んだのは、掃除・整理・確認といった地味な雑用の仕事。
ただ、事故が起きないように、無駄が出ないように、静かに働いていただけだった。
——その結果。
「アルトが関わった現場は、なぜか何も起きない」
「被害が出ないのは、あの雑用係がいるからだ」
いつの間にか彼は、冒険者ギルド、騎士団、王宮から
“安全装置”として観測される存在になっていた。
本人は今日も反省会をしながら思う。
「俺、まだ修行中なんだけどな……」
これは、
自分を過小評価しすぎた雑用係が、
知らないうちに世界の基準になってしまう勘違いファンタジー。