あらすじ
追放された冒険者が覚醒し、無双して去っていく。
そんな話は、この世界ではもう珍しくない。
だが――
彼らが去った“後”の現場は、いつも誰かが後始末をしている。
宿場町で起きた殺人事件。
辺境の村で掘り起こされる人材。
スローライフを選んだ元冒険者への、中央からの招聘。
それらすべてに関わっているのが、
自転車で現場に向かう、少しだらしない役人・マサヨシだ。
正義でも英雄でもない。
彼の仕事は、問題を解決することではなく、
「誰が責任を取るか」を決めること。
無双の影で積み上がる、始末書と現実。
これは、追放された側ではなく、
追放が起きた“後”を処理する側の物語。