あらすじ

地球の中心にはマナタイトと呼ばれる鉱物が存在し、 そこから溢れ出す魔素と魔物が、人類の脅威となっていた。 魔法とは、空気中の魔素を利用し、 擬似的にマナタイトの性質を再現する技術―― そしてそれを扱う者たちは、英雄として称えられている。 主人公・遥真は中学生の頃、大地震で被害を受けた街へ寄付を行った。 だが、その善意は中抜きされ、救われるはずの人々には届かなかった。 「誰かに任せるだけでは、人は救えない」 そう考えた彼は、直接人を助ける力を求め、 魔術学園へと進学する。 学園では、国が捕獲した魔物を用いた実践訓練が行われ、 生徒たちは“未来の英雄”として育てられていた。 しかし、その裏でひとつの真実が隠されている。 ――強くなりすぎた魔術師は、魔物になる。 遥真は、成績優秀で人と距離を置く少女・瑠璃と出会い、次第に親しくなっていく中で、 彼女の魔物化がすでに進行していることを知る。 国も、学園も、その事実を知りながら黙殺していた。 やがて学年が進み、魔物の発生源である“大穴”付近での戦闘訓練が始まる頃、遥真自身にも異変が現れる。 才能があるがゆえに、彼の魔物化は、誰よりも速く、深く進行していった。 そんな中、迷惑配信者によって片腕が魔物へと変わった姿が世界に晒される。 英雄だった少年は、一瞬で忌避の対象となった。 それでも遥真は、戦うことをやめない。 過去のトラウマと、救えなかった人々の記憶が、彼を前へと突き動かす。 人を守るために、人であることを捨てた少年は、 世界の矛盾そのものに、決着をつけようとする――。

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小説を読もう2026/02/11
  • 現在の作品魔法の才能があるほど魔物になるらしいので、全部知った上で戦います